このブログを読むすべての人に「気づき、学び、成長を。」

スクラムを取り入れた振り返りの実例紹介

f:id:cbase_watanabe:20200529170030j:plain

こんにちは、エンジニアの赤間です。

CBASEでは開発体制にスクラムを取り入れ、毎週末にその週のスプリントに対して振り返りを行っています。
安心・安全・有用なサービス提供を行うために、どのような振り返りを実施しているか、簡単に紹介したいと思います。

なぜ振り返りをするのか

スクラムでは振り返り(レトロスペクティブ)の目的を次のように定義しており、CBASEも基本的にこれに沿っています。

  • 人・関係・プロセス・ツールの観点から今回のスプリントを検査する
  • うまくいった項目や今後の改善が必要な項目を特定・整理する
  • スクラムチームの作業の改善実施計画を作成する

引用:スクラムガイドより
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf

どのように振り返りをしているのか

CBASEでは、各自の担当プロダクトごとでなく、原則グループ全員参加で1~2時間程度かけて振り返りを行っています。
これにより全員から意見を集めることができ、振り返りの結果が全員に共有されることで、グループとしての最適化につなげています。

振り返りの実施は、次のような意識で行っています。

  1. 場を暖める
  2. 振り返りと改善策の検討をする
  3. 週末と次回スプリントを迎える準備をする

具体的な方法としては、KPTをベースにアレンジした、Keep、Problem、Action、Tryの四つのフェーズでの情報共有・議論を行っています。
KPTAなど類似の分類を行う例はありますが、CBASEでは上記の意識と合わせて、やや違った意味合いで取り入れています。

詳しくは以下に説明します。

振り返りの実例

グループのメンバーは、事前にKeep、Problem、Tryについて各自一つ以上の付箋をボードに記載しておきます。
付箋・ボードはオンラインツールであるmiroを利用することで昨今のリモートワーク環境にも対応しています。

utilly.jp

Keep

まず、各自でKeepとして、今週の業務上での良かったことを共有しています。
「何々が分かった・うまくできた」といった気軽なもので、全員が発言し、前向きな共有となるのでテンションがあがります。
また、これらの良かったことには必ず理由があるため、言葉にしていくことで持続のためのヒントを共有する意味もあると思っています。
ここでは課題の議論に向けて場を暖めていく感じです。

Problem

次にProblemとして、Keepとは逆に、業務上の課題を順番に共有しています。
全員が課題を一通り共有したのち、順番に対策を考えていきます。
「〇〇の対応が難しい」「会議が長い」というような課題があがり、考えられる対策を皆で議論していきます。
改善に直結する箇所のため、ここに一番時間をかけています。
考えた対策はActionに移動します。

Action

議論が完了したあとは、これまでに決めたActionが実践できたか、振り返りを行い、解決していたらボードから消していきます。
ですが、解決の難しい問題が残り続けている場合があります。
これはActionが次のスプリントで解決できる単位に落とし込めておらず、問題が継続していることになるため、再度Problemを提出し、議論対象としています。

Try

Problemの議論とActionの振り返りが完了したら、最後に業務とは関係なく「挑戦したいこと」を共有します。
これは「新しい技術の勉強をしたい」とか「ゲームをやりたい」といったことまでラフに書いて共有しています。
ここから、グループメンバーが互いに共通の趣味や目標が分かったり、ときには一緒に遊ぶ話などに発展したりします。
このフェーズは単にメンバー間のコミュニケーションが進むだけでなく、来週やりたいことを考えることで、次回スプリントへのモチベーションを高める効果があると個人的には感じています。
Tryの共有を終えたら、振り返りは終了となり、週末をはさんで次回スプリントを開始します。

振り返りの振り返りをする

以上のように振り返りを実施してCBASEはパワーアップしていますが、振り返りを続けていくうちに、振り返り自体にも課題が発生しています。
たとえば次のようなものです。

  • 解決した課題が記録に残らず、未解決の課題はどんどん溜まってしまう。

これはボードがオンラインツールであることを活かし、タスク管理ツールと連携させて、記録を残していくことを考えています。

  • 議論事項が多いなどで盛り上がった場合に、時間をオーバーすることがある。

今後、時間内に議論を追えることが難しい場合、議論する課題の優先度をつけるなども必要と考えています。

 

このように、振り返り自体も振り返って、より良い体制でサービス提供ができることを目指しています。
今回紹介した内容も、より良い方法に進化し、すぐに過去のものとなってしまうかもしれません。
そのときには、また改めて最新版の取り組みをご紹介できればと思っています。